須藤 英幸
「なにげないものを素敵なものにしたいです」
食育の取り組みについて
弊社工場は大船渡・気仙沼・南三陸・石巻の三陸地域に点在し、地元前浜の魚の買い付け～加工～販売までを一貫して行っております。特に気仙沼地域の6次産業化を推進するため、気仙沼・本吉地区水産物普及協議会を立ち上げて地元漁師・水産業者と組んで活動したり、阿部長商店の飲食店で地元の魚介類を使ったメニュー提供などをしております。
食育の考え方について
“マインドフルネス”という用語が流行っていますが、さかなの生命の不思議や、買付・製造・販売・調理に関わる人びとの個性などをきちんと伝え直すことで、普段食べたり、目にしたりしている「なにげないもの」が素敵なものに見えてくる。それが食育によるブランディングだと思います。世代を問わず、イメージを膨らませていくと、味もおいしく感じたり、素材の良さもわかってくる。「食の愉しみ方」を拡げていきたいです。
今後取り組んでいきたい活動・展望など
生命の母である海に住むさかなに含まれるDHAやEPAなどの優れた栄養素があるにもかかわらず、まだまだ生活者の方々に十分には伝わっていません。スポーツ選手の中には、さかなを積極的に食べることでカラダの調子が変わるという方もいます。「魚食」という言葉は仰々しい感じがしますが、さかなだけではなく野菜とも絡めた、家庭で食べるリアルな食卓をイメージできる、給食や料理教室などを実施したいと思います。
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SANRIKUフィッシャーマンの食材を日本に、そして世界の食卓に発信します。